ACHIEVEMENT
日本周辺海域の魚類の成長低下に関する論文が掲載されました
2024.02.28
日本周辺海域において多くの魚類に共通した小型化傾向(体重減少)が1980年代と2010年代に検出されました。1980年代の顕著な体重減少は、マイワシの資源量が爆発的に増加し、餌料プランクトンをめぐる競合が激化したことが原因と推定されました。一方、2010年代にはマイワシとマサバの資源量が中程度に増加しただけで、急激な体重減少が発生していました。海洋環境との比較から、地球温暖化による餌料プランクトン減少によって、餌料プランクトンをめぐる競合が低い資源レベルでも発生していることが推測されました。
研究内容詳細
https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2024/20240228.html